dekadanのブログ

ヒエログリフよりも難解な走り書き

中村のチーズあられ

中村のチーズあられがどうしても食べたくて会社帰りに原信に寄った。ここ最近晩酌が日課になっている。あまり良くない。新しいアルバムはなんだか気に入らなくなってきたので、とりあえずお蔵入りであふ。四季をテーマにして喪失と再生を描こうと思ったのだけど、難しい。梅花団のオカルトでは再生をテーマして作った。屋根裏の発禁は喪失。この二つの重いテーマを内包させるのは至難の技だ。あといったいどれくらいやれるかわからないけど、死ぬまでには完成させたい。思えば喪失と再生を繰り返して生きてきた。すべては失われてゆく。中村のチーズあられも、人との関係も、Instagramのストーリーはすぐに失われるから好きだ。時間が長ければ長いほど失われたものの価値が大きくなるのは何故だろう。それは自分の世界に取り込んでゆくからだ。失われた時を求めることに一生をかける人は後を絶たない。そして中村のチーズあられを全て食べてしまう。失われたチーズあられはまた原信で買おうと思う。買えないものがたくさんあるから人は歌を作るのかもしれない。金持ちには歌は作れないんだ。