dekadanのブログ

ヒエログリフよりも難解な走り書き

風と虹

春ですねぇ。お花見といきたいところだけど、いかんせん時間がない。仕事に終われる日々が続く。しかし、明後日は加茂市でライブ。ほのぼのとした好きな町にまた行けると思うと、なんだかもやもやも晴れていく。明日は何を作ろうかな。唐揚げ、パスタ、ドリア、餃子。家族に料理を作ることが小さな幸せでもある。歌をつくって誰かに聴いてもらうことも小さな幸せです。小さな町でhappyです。小さな自分と大きな世界、その境界線にはいつも風が吹いています。僕の町は潮風。君の町にはどんな風が吹いている。風は砂や種子を運びながら木々の葉擦れを起こして遠くへ遠くへ。桜もいずれ散るでしょう。若葉が茂り色を変えて季節は過ぎていくでしょう。たまに虹を見ることもあるでしょう。心も移り変わるでしょう。悲しい気持ちは胃の中で消化される。水平線に明滅していた漁火の数を数えたこと。自分の愚かさが招いた暗い時代、友人と喧嘩して口を聞かなくなったこと。人の心にも季節がある。皮膚の下でも風が吹いているようです。私は虹になれるでしょうか。指差し笑ってくれるでしょうか。