dekadanのブログ

ヒエログリフよりも難解な走り書き

自画像

新幹線の中で暇だからなんか書こうかな。来月には久しぶりにピンでのライブがある。加茂市のLJ studioという場所。行ったことないからよくわからない。でも、加茂市には5年ぐらい住んでいた。今から何年前のことだろう。当時僕は学生で、右も左もわからない青二歳だった。加茂駅前にあったビデオレンタル屋さんでよく男はつらいよを借りて観ていた。赤谷という場所にアパートを借りて、親から生活費をもらいながら生きていた。周りに何もなくて不便な場所だったな。車もチャリもなかったから常に歩いていた。大学の軽音部に入ったり、自主映画サークルにもいた。新潟映画塾の人とラジオ番組も作ったことがあった。思えば色々と忙しなかったかな。自分の人生ってあまり振り返らない。人間関係でのいざこざはどのタイミングでも色々あったけど、一度壊れてしまうと修復はできないようだ。僕自身コミュニティに無頓着なところがあるから、限られた人としか関わらない。昔からそうだったな。人をあまり好きにならない。だからあまり好かれもしない。46年間この調子だからきっと孤独な晩年だろう。

この歳になってまだ音楽を続けているのが、自分でもよくわからないけど、なんか自己愛が強いんだなと思ったりする。過ごしてきた時間を切り取って歌にして、他人に聴いてもらって満足することを繰り返す。一種の病気みたいなものだろうか。羞恥心をかなぐり捨てて飽きもせず歌を作る。自分のことを見て欲しいのだろう。これしか取り柄がないものだから、必死になって表現をしてきた。中学生の時に覚えた自慰に似ている。好きな子ができたら振り向いてもらうために、人と違うことをして目立とうとする。その慣れの果てが僕だ。だから歌ができる理由づけをしなくてはいけない。