dekadanのブログ

ヒエログリフよりも難解な走り書き

頭痛2

頭痛が続く。歌と絵本第二弾が終わってからしばらくは大人しくしてようと思っていたのだけど、4月はライブ2本決まった。静かに生活を送ることを夢見て4月になる。歌をやめてしまった友人たちは今何を思っているだろう。たまに昔を思い出してギターをポロポロ弾いているだろうか。まあ、人それぞれだからいつでも引退できるし、始めることもできる。一緒に歌いませんかと言ってくれる友人知人がいて、僕は幸せものなんだろう。

本当は5.6年ぐらい前からうっすら思っていたことがあって、自分にはもう才能がないから歌っていても誰も喜んでなんかくれないだろうと思っていた。曲を作る気力も体力もない感じがして、何にもしない日がずっと続いていた。でもね、たまたま喜んでくれた人と巡り会って、僕はまた奮い立つことができた。それは本当に奇跡だと思えたし、音楽をやめていった友人たちの歌を背負って、また山を登ろうと思えた出来事だった。山は険しく足をくじいたし、道に迷いまくった。でも山頂から見た景色は格別だった。人はある時、突然の出会によって生まれ変われると思った。僕にとってはとても大切な出会いだったんだ。必ずしもお互いがそう思ってはいないだろうし、一方的な思惟であるが。

時は無情だ。心に刻まれた記憶も風紋のようになってしまう。仕舞いには砂に埋まるだろう。人の心はどこにあるのだろう。心と思考は違う。記憶はUSBに保存できるけど、心は保存できない。テクノロジーをもってしてもダメだ。心は至る所にあって、どこにもないものだ。大きすぎるし小さすぎる。なんかなぞなぞっぽくて探したくなる。とんち?